N・T・I事業協同組合

外国人技能実習制度について

About Basic Words Related to Technical Intern Training Program

外国人技能実習制度とは?

What Is The Foreign Technical Intern Training System?
外国人技能実習制度とは、日本の企業にて諸外国の若者を技能実習生として受け入れることで、各産業の技能を習得してもらう制度です。 これにより技能実習生の母国はこれからの経済発展を担う若者に先進国の技術を身に付けさせることができ、受け入れる企業においては外国の若い方たちと一緒に働くことで職場の活性化につながります。

当組合では10年以上にわたりベトナムからの技能実習生を受け入れています。当組合専属の通訳を中心に、企業と技能実習生とのコミュニケーションをしっかりとお手伝いすることで、安心して受入れを行っていただけます。

外国人技能実習生を受け入れるメリット

Advantages Of Accepting Foreign Technical Intern Trainees
少子高齢化を迎えている日本において、社内の活性化や新陳代謝を促進することは一つの課題となっています。 外国人技能実習生の受け入れは、企業の国際貢献につながるのはもちろん、外国の若く活気ある人たちとの交流を通じて、職場を活性化するという大きなメリットになります。

外国人技能実習制度の概要

Overview Of The Foreign Technical Intern Training System

外国人技能実習制度の詳細

外国人技能実習制度の情報については、公益財団法人国際人材協力機構(JITCO)のWEBサイトをご確認ください。
技能実習制度のあらまし(2017年11月1日以降)

技能実習生の受入れ人数枠

第1号(1年間)
第2号(2年間)
優良基準適合者
第1号(1号間)
第2号(2年間)
第3号(2年間)
基本人数枠
実習実習者の常勤職員総数
技能実習生の人数
基本人数枠の2倍
基本人数枠の2倍
基本人数枠の4倍
基本人数枠の6倍
301人以上
常勤職員総数の20分の1
基本人数枠の2倍
基本人数枠の2倍
基本人数枠の4倍
基本人数枠の6倍
201人~300人
15人
基本人数枠の2倍
基本人数枠の2倍
基本人数枠の4倍
基本人数枠の6倍
101人~200人
10人
基本人数枠の2倍
基本人数枠の2倍
基本人数枠の4倍
基本人数枠の6倍
51人~100人
6人
基本人数枠の2倍
基本人数枠の2倍
基本人数枠の4倍
基本人数枠の6倍
41人~50人
5人
基本人数枠の2倍
基本人数枠の2倍
基本人数枠の4倍
基本人数枠の6倍
31人~40人
4人
基本人数枠の2倍
基本人数枠の2倍
基本人数枠の4倍
基本人数枠の6倍
30人以下
3人
基本人数枠の2倍
基本人数枠の2倍
基本人数枠の4倍
基本人数枠の6倍

当組合の受入れ実績職種・予定職種等

・食品製造関係
惣菜製造
惣菜加工
医療・福祉施設給食製造
医療・福祉施設給食製造
・繊維・衣服関係
帆布製品製造
帆布製品製造
座席シート縫製
自動車シート縫製
・機械・金属関係
鋳造
鋳鉄鋳物鋳造、非鉄金属鋳物鋳造
鍛造
ハンマ型鍛造、プレス型鍛造
ダイカスト
ホットチャンバダイカスト、コールドチャンバダイカスト
機械加工
旋盤、フライス盤、数値制御旋盤、マシニングセンタ
金属プレス加工
金属プレス
工場板金
機械板金
めっき
電気めっき、溶融亜鉛めっき
仕上げ
治工具仕上げ、金型仕上げ、機械組立仕上げ
機械検査
機械検査
機械保全
機械保全
電子機器組み立て
電子機器組み立て
電機機器組立て
回転電機組立て、変圧器組立て、配電盤・制御盤組立て、開閉制御器具組立て、回転電機巻線制作
プリント配線板製造
プリント配線板設計、プリント配線板製造
・その他
家具製作
家具手加工
印刷
オフセット印刷
プラスチック成形
圧縮成形、射出成形、インフレーション成形、ブロー成形
塗装
建築塗装、金属塗装、鋼橋塗装、噴霧塗装
溶接
手溶接、半自動溶接
工業包装
工業包装
紙器・段ボール箱製造
印刷箱打抜き、印刷箱製箱、貼箱製造、段ボール箱製造
自動車整備
自動車整備
ビルクリーニング
ビルクリーニング
リネンサプライ
リネンサプライ仕上げ
・地域限定の職種・企業独自の職種(社内検定の活用)・複数職種の実習の措置

受け入れまでの手順

Steps To Acceptance

【1】外国人技能実習制度について理解する

外国人技能実習制度は思いついたらすぐに利用できるようなものではありません。どの企業でもまずは制度の理解につとめ、そののち利用を開始するための諸々の手続きをスタートさせています。まずは下記のような手法で制度の概要を理解していただいた後、専門機関の発行物やWebサイトで詳細な規約・仕組みなどをご理解いただくのが良いでしょう。

【制度の理解の方法のご紹介】

当組合の担当者が訪問してのご案内(ご説明)
担当者が御社に訪問して制度の規約や利用メリットなどを説明・ご案内いたします。
直接、顔を合わせてのご説明になるため、より詳しい説明が可能です。訪問の際には制度の詳細が記載されたパンフレットなどもお渡しいたします。
(担当者によるご案内をご希望の方は問い合わせフォームよりお問い合わせください。)

【2】外国人技能実習制度の受入れ決定から入国までの手順

外国人技能実習制度は利用を決定しても、すぐに技能実習生が来てくれるものではありません。
実際に受け入れを開始していただくまでには、お申し込みや技能実習生の面接など、受け入れ企業側でもさまざまな準備が必要となります。

受入れ企業側で必要な準備内容とは?

1.組合会員への加入/制度利用のお申込み
制度の利用には、当組合への加入お申し込みが必要になります。お申し込みの方法や必要となる書類に関しましては、組合担当者から直接ご案内させていただきます。
2.現地・送出し機関視察&面接
技能実習生を受け入れる際に、日本の文化や手法を押し付けてばかりいてはトラブルの元になってしまいます。そこで当組合では受け入れ企業側にも相手側の文化に対する理解を深めてもらうために、受け入れご担当者さまに送り出し国であるベトナムを約4日間の日程で直接訪問していただいております。現地の送出し機関や町並みなどの視察を通して国の風土や慣習などをご理解いただいた上で、技能実習の候補生との面接を行っていただきます。
3.受け入れ態勢の準備
受け入れる技能実習生の決定後、企業側には受け入れ態勢を整えていただく必要があります。書類や契約書など、事務的な手続きに必要なものについては事前に組合の担当者からご説明させていただきますが、それ以外にも下記のようなご準備をしていただく必要があります。
受け入れに必要となる準備
(1)技能実習責任者と技能実習指導員の決定

企業内で技能実習を進めていく上でのご担当者を決めていただきます。具体的には技能実習生の技能実習状況のチェックを行う技能実習責任者や、現場で技能実習生の仕事を直接指導する技能実習指導員を決定していただきます。

※技能実習責任者と技能実習指導員は、兼任も可能です。

※2017年11月より、技能実習管理責任者には”管理責任者講習”の受講が必須となりました。また受け入れを行う事業所ごとに、それぞれ1名以上の技能実習管理責任者の設置が必要となります。

※実習実施者の「技能実習責任者」養成講習について

(2)生活指導員の担当者の決定

技能実習以外の日常生活を指導するご担当者も決めていただきます。技能実習生は、事前に日本語や日本の生活ルールについて学ぶことになるとはいえ、日本での生活について完璧に把握しているわけではありません。彼らが日常生活を送る中で必要になる知識やルール、コツなどを伝え、日本の生活にいち早く馴染んでもらえるよう指導・監督をしていただきます。

(3)技能実習生の住居の確保

技能実習中の居住スペースについては企業側にてご準備いただく必要があります。(宿舎費は技能実習生本人の負担となります)なるべく職場に近い企業側にとって管理しやすい環境であり、スーパーや病院も近い技能実習生たちが生活しやすい環境のご準備をお願いいたします。

(4)技能実習生の生活備品等の準備

技能実習生が生活を始めるに当たり、必要となる日用雑貨や家電製品などについてもご準備をお願いしています。
・電化製品:テレビ、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、電子レンジ等
・調理器具:フライパン、鍋、ヤカン、フライ返し、ターナー、お玉等
・自転車:1人1台の支給をお願いします

4.来日後の日本語や文化を学ぶ講習(来日~約1か月)
技能実習生は入国から約1か月間、岐阜県羽島市にある「リバティインターナショナルスクール」にて本邦講習を行います。技能実習生は講習を通して、日本語の習熟はもちろん日本の法律や日常生活におけるルール、交通規則、労働現場における慣習などについてもしっかり学びます。
技能実習生が受講するカリキュラムに関してはこちらよりご確認いただけます。

【3】受け入れ中(技能実習~帰国するまで)

この段階でようやく企業での技能実習が開始となります。技能実習とはいえ、受け入れ企業にとっては3年間を共に過ごす新しい仲間の迎え入れです。彼らと仕事仲間としての関係を構築し、お互いにとって良い技能実習期間となるようさまざまな対応やサポートをお願いします。
1.来社&受け入れオリエンテーション
技能実習生が初めて受け入れ企業を訪問する日です。当組合の通訳が同伴の上、技能実習内容や生活環境などについてのオリエンテーションや、各担当者との顔合わせなどを行います。この時同伴します通訳は、その後の生活でも技能実習生の言語・生活などあらゆる面でサポートを行わせていただきます。
2.技能実習
技能実習期間中は受け入れ企業担当者を中心にコミュニケーションを取りながら技能の指導を行っていただきます。
ベトナム人技能実習生の特長
・当組合で受け入れている技能実習生の平均年齢は25歳です。

・ベトナムは他の東南アジア諸国よりも中国系の文化の影響を強く受けている国です。
この為、日本人になじみのある儒教的な価値観や漢字などについても多少の理解があります。

・古くから周辺国による侵攻など、国際関係に悩まされていた国であるため、相手を信頼して本音を話すまでに時間がかかる国民性を持っています。

・南国特有の陽気な気性も持ち合わせているため、お酒の席を好きな人が多いのも特徴です。
歓迎会など、食事やお酒の席に誘うことで親交を深める日本的な「飲みニケーション」が効果的な場面も多いでしょう。
(ただしお酒の強さなどは人それぞれなので、無理強いは止めましょう)

3.組合による監査・訪問

当組合の担当者や通訳担当が少なくとも月に1度は訪問し、企業と技能実習の状況の確認と、技能実習生との面談を行わせて頂きます。その際には技能実習生へ業務のルール・計画などの情報伝達のお手伝いや、業務状況などについて技能実習生からのヒアリング等を行います。

また、3ヶ月に1回は、技能実習生の技能実習態度や企業の管理状況などについて監査・監督を実施します。ここでは企業担当者へのヒアリングや、技能実習日誌の内容と実習の進捗状況の確認、賃金台帳などの労務管理状況についても確認を行います。

【4】技能実習修了後の手順

1.空港への送迎とお見送り
技能実習期間を終えた技能実習生とついにお別れとなります。技能実習生に対して盛大な送別会を開催してくださる企業もいらっしゃいます。なかには社員の皆さんと一緒に東京や大阪への卒業旅行を行われる様なケースもございます。
また帰国当日には、企業の方に空港まで送迎をして頂き、お見送りをして頂きます。
2.その後の連絡など
技能実習終了後は、技能実習生と交流を行っている企業もあります。
技能実習生からは帰国後の近況報告等をメールや手紙で報告してくださる人もいらっしゃいます。
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